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技術コラム

病院・診療所の外装改修
首都圏の建物数

病院、診療所、介護・福祉の施設を含みます。首都圏にどれだけの建物があり、そのうちどれだけが築13〜23年にあたるかを、公表統計から整理しました。あわせて、外装改修がどの工種で構成されるかに触れます。

首都圏の病院・診療所は、4,669棟が築13〜23年

国土交通省「建築着工統計調査」によると、一都三県で2003〜2013年度に着工した病院・診療所は 4,669棟、延べ床面積で 約759万m² です。2026年時点で築13〜23年にあたります。六用途のなかでは6番目の多さです。

一都三県の病院・診療所(2003〜2013年度着工)/国土交通省 建築着工統計調査
都県棟数延べ床面積
東京都1,2932,888,303 m²
埼玉県1,2781,632,760 m²
神奈川県1,0741,699,869 m²
千葉県1,0241,364,981 m²

もっとも多いのは東京都です。また着工の棟数は、2003〜2007年度の 2,414棟 に対して 2019〜2023年度は 1,472棟 で、39% 減っています

この数字の読み方。これは着工(フロー)の累計であり、現在建っている棟数ではありません。取り壊しや用途変更は反映されていません。また、この統計表は2003年度からの収録のため、それ以前に建った建物は含まれていません。実際の建物はこれより多く存在します。

大規模修繕の実施周期は12〜15年程度が目安(国土交通省の長期修繕計画作成ガイドラインによる)とされますが、築年数だけで実施時期が決まるものではありません。用途は着工時の区分です。

年度別の推移や他用途との比較は「首都圏の病院・診療所の大規模修繕統計」でご覧いただけます →

外装改修は、五つの専門工事でできている

建物の外装改修は単一の工事ではなく、足場・下地補修・シーリング・塗装・防水という職種の異なる専門工事の組み合わせです。足場が架からなければ他は始められず、解体すれば元には戻せないため、工程の順序を入れ替えることができません。

これらを別々の会社に発注する場合、見積の比較、工程の調整、安全書類の確認、不具合が出たときの責任の切り分けが、発注者の側で発生します。第一技研は六科目を自社管理で一貫して行うため、これらの調整を当社が担います。

五つの工種それぞれの役割は「外装改修を構成する五つの専門工事」で詳しく →

本記事の統計数値は、国土交通省「建築着工統計調査」(政府統計総合窓口 e-Stat)の公表値です。工事の内容・工程は建物の構造、規模、劣化の状況によって異なります。個別の建物についてのご相談は、建物の条件から相談するよりご連絡ください。